4月29日、人気アイドルグループ・乃木坂46に所属する白石麻衣の卒業が延期されることが判明しました。

彼女にとって卒業前最後のシングルでセンターも務める「しあわせの保護色」が、3月25日に発売された後での発表なだけに、ファンにも衝撃が走っています。

公式ブログ上で「本来であれば、5月5日、6日、7日で計画していました東京ドームでのライブをもって乃木坂46を卒業する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で開催が難しくなってしまいました。」と報告。また、「皆さまには直接、今までの感謝の気持ちを伝えたいなと思っております。」「卒業ライブを開催出来る日までは乃木坂46に在籍になります。」とも説明。

東京ドームでのライブが開催されることを知らなかったことに加え、まだしばらくは彼女がグループに在籍するというのもファンには驚きの事実でした。

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今までこのような場合は、卒業だけ先にして、後日の卒業ライブだけ一部参加するという方式が、AKBグループや坂道グループには多く見られていました。それだけに、今回の彼女への措置は異例とも言えるでしょう。

もちろん運営サイドもここまでの大エースを、一日でも長く在籍させたいという意向もあるでしょう。ただ、それ以上に今回のケースは、彼女本人の意向が強いのではないでしょうか。

白石麻衣といえば、乃木坂のエースであり、またその圧倒的なルックスでモデルもこなし、写真集も超売れている、男女問わずの人気者。ただ、その美人な顔立ちや美容系の仕事が多いからか、どこかクールビューティーなイメージを持たれやすい。しかし実際には、意外な一面も持っているのです。

デビューして間もないころの「NOGIBINGO!」で顔面にクリーム砲を浴びせられた際には、「これが夢でした！　ありがとうございます！　嬉しい！」と司会のイジリー岡田もまさかの喜びリアクションをとったことがあるくらいバラエティには積極的。

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「乃木坂工事中」でも、司会のバナナマンからの無茶ぶりにも躊躇することなく応えていく姿は、番組内でもよく見られる光景です。写真集「パスポート」内のインタビューでも、「面白いね、と言われるのが最高の褒め言葉です。」と語っているほど。

また、その飾らない性格やグループへの愛の強さから、後輩からの慕われ度も高い。特に3期生の大園桃子との、まるで姉妹かのような関係性はファンの間でも有名で、大園が辞めることも考えていたという昨夏ごろにも、白石がご飯に誘いアドバイスをくれていたそう。

彼女のこれまでの約9年間を振り返れば、バラエティが大好きで、かつメンバーへの愛も溢れる、とても人間味のある人物だということがわかります。

現状、いつどのような形での卒業になるかは未定ですが、ここまでの功労者には是非、素晴らしい舞台で、ファンとメンバー、そしてなにより彼女自身が幸せな形での卒業を果たしてほしいと切に願うばかりです。（文◎鷹藤真美）

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